Salesforceでレポートを作れるようになったら、次のステップは複数データの一画面集約です。その悩みを解決するのがダッシュボード機能です。本記事では基本概念から作成手順・コンポーネントの種類・活用例まで解説します。

この記事でわかること

  • ダッシュボードとレポートの違い
  • ダッシュボードの作成手順(ステップバイステップ)
  • コンポーネントの種類(グラフ11種類)と選び方
  • 仕様上の制限(コンポーネント上限20個・検索条件5件など)
  • 営業管理に使えるダッシュボード活用例6選
  • 権限設定・動的ダッシュボード・スケジュール配信の使い方

パソコンに表示されたビジネスダッシュボード

Salesforceのダッシュボードとは——レポートとの違いを理解しよう

ダッシュボードはレポートの「ビジュアル集約板」

ダッシュボードとは、複数のレポートをもとに作成したグラフや数値を、1つの画面にまとめて表示できる機能です。

出典:Salesforce Help

ダッシュボード上に並ぶ各パーツを「コンポーネント」と呼び、それぞれが1つのレポートのデータを視覚化します。変化するビジネス状況をひと目で把握し、リアルタイムデータに基づいた意思決定が可能になります。

レポートとダッシュボードの主な違い

項目レポートダッシュボード
表示形式表(行・列)グラフ・数値・テーブル
グラフ数1レポートに1つまで最大20個を1画面に集約
データ更新画面表示時に自動更新手動または自動更新が必要
複数データ表示不可(単一レポート)複数レポートを統合表示

レポートはデータの詳細確認に、ダッシュボードは全体像の把握に適しています。「レポートを土台にダッシュボードを組み立てる」関係性を押さえておきましょう。

出典:TerraSky Tech

ダッシュボードを作る前の準備——レポートを用意する

ダッシュボードに表示されるすべてのデータはレポートから提供されます。そのため、ダッシュボードを作成する前に、表示したい内容に対応したレポートを先に完成させる必要があります。

たとえば「担当者別の商談金額を見たい」なら、対応するレポートを先に完成させます。複数のコンポーネントを配置するなら、それぞれのレポートを事前に用意しておきましょう。

ダッシュボードの作成手順(ステップバイステップ)

新規ダッシュボードの作成

  1. Salesforceにログイン後、上部ナビゲーションの「ダッシュボード」タブを開く
  2. 「新規ダッシュボード」ボタンをクリック
  3. ダッシュボード名・説明・保存先フォルダを入力して「作成」をクリック

コンポーネントの追加と設定

  1. ダッシュボード編集画面で「+コンポーネント」をクリック
  2. 表示するレポートを選択
  3. グラフの種類(横棒・縦棒・折れ線など11種類から)を選択
  4. タイトル・軸ラベル・表示範囲などを設定して「追加」をクリック
  5. 同じ手順でコンポーネントを必要なだけ追加(最大20個まで)

レイアウト調整と保存

コンポーネントはドラッグ&ドロップで自由に配置できます。サイズも調整可能です。レイアウトが整ったら「保存」をクリックして完了です。ダッシュボードを公開するには「完了」をクリックし、共有フォルダへの保存が必要です。