デイトレとは?初心者向けにやり方・銘柄選び・時間帯・手数料・勝てない理由まで徹底解説

デイトレ(デイトレード)は、株式などを買ったその日のうちに売却するなど、原則として1日の中で売買を完結させる取引スタイルです。「初心者でもできる?」「銘柄はどう選ぶ?」「1日1万円は現実的?」「どの証券会社が向いている?」「勝てないのはなぜ?」など、始める前には多くの疑問が出てきます。この記事では、2026年8月時点の制度や取引ルールを確認したうえで、デイトレの基本、やり方、時間帯、チャート設定、手数料、信用取引の注意点、ブログ・動画・塾との付き合い方までわかりやすく整理します。なお、デイトレには元本割れの可能性があり、利益が保証されるものではありません。

デイトレードの基本や株価チャートをイメージした画像

この記事の目次

  • デイトレとは?スイングトレードとの違い
  • 初心者が知っておきたい基本的なやり方
  • デイトレの銘柄選びで確認したいポイント
  • 取引時間とチャート設定
  • 証券会社・手数料の選び方
  • 「1日1万円」をどう考えるべきか
  • デイトレで勝てない・失敗しやすい理由
  • ブログ・動画・デイトレ塾を見る際の注意点
  • 初心者向けチェックリスト

※重要:本記事はデイトレードの仕組みを解説する一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品、銘柄、証券会社の利用や売買を推奨するものではありません。投資判断は、ご自身の資金状況やリスク許容度を踏まえて行う必要があります。

デイトレとは?その日のうちに売買を完結させる取引

デイトレとは「デイトレード」の略称で、一般的には同じ取引日の中で株式などの売買を行い、利益確定または損失確定まで行う取引方法を指します。例えば午前中に株を買い、午後に売却すればデイトレです。保有したまま翌営業日へ持ち越す取引とは性質が異なります。

東京証券取引所の内国株式は、2026年8月現在、前場が9時~11時30分、後場が12時30分~15時30分です。2024年11月の制度変更以降、後場の終了時刻は15時30分となっています。

デイトレとスイングトレードの違い

比較項目デイトレスイングトレード
保有期間基本的に当日中数日~数週間程度の場合が多い
翌日への持ち越し原則しない行う
主に見る値動き短時間の値動き数日以上の価格推移
取引回数多くなりやすいデイトレより少なくなる場合が多い
代表的なリスク短時間の急変、取引コストの累積翌日の窓開けや保有中のニュースによる急変

どちらが優れているというものではありません。日中に相場を確認できる時間、取引頻度、資金量、精神的な負担などを考えて選ぶことが重要です。

デイトレ初心者が知っておきたい基本的なやり方

デイトレのやり方を学ぶ際は、「上がりそうな銘柄を当てる方法」から始めるのではなく、まず市場と注文の仕組みを理解することが大切です。東証では価格優先・時間優先を基本として注文が処理され、主な注文方法には成行注文と指値注文があります。

  1. 証券口座を準備する
  2. 取引時間や注文方法を理解する
  3. 監視する銘柄を絞る
  4. 入る条件だけでなく、手仕舞う条件も決める
  5. 1回の取引金額を無理のない範囲に抑える
  6. 実際の約定価格、手数料、損益を記録する
  7. 結果だけでなく取引ルールを守れたか検証する

成行注文と指値注文の違い

成行注文は価格を指定せず約定を優先する注文です。指値注文は「○円以下なら買う」「○円以上なら売る」と価格を指定します。成行注文は約定しやすい反面、売買注文が少ない状況や価格が急変している場面では、想定とは異なる価格で約定する可能性があります。

現物取引でもデイトレはできる

国内株式の現物取引でも、買った銘柄を同じ日に売る日計り取引は可能です。ただし、同じ受渡日に同じ資金で同一銘柄を「買い→売り→再び買い」などと繰り返すと、法令で禁止されている差金決済に該当する場合があります。注文を受け付けない仕組みを設けている証券会社もあるため、利用会社の取引ルールを必ず確認してください。

デイトレの銘柄選び|「動く株」だけを選べばよいわけではない

デイトレの銘柄選びでは、単純に値上がり率が大きい銘柄を追いかけるのではなく、売買のしやすさ、価格変動、注文状況、ニュースの有無などを総合的に確認します。値動きが激しい銘柄は利益の機会が大きく見える一方、反対方向へ動いた場合の損失も大きくなります。

銘柄選びで確認したい5項目

  • 売買高・出来高:実際にどの程度売買されているか
  • 板の厚さ:買い注文と売り注文がどの程度並んでいるか
  • 売値と買値の差:実質的な売買コストにつながるため確認する
  • 値動きの大きさ:利益機会だけでなく損失リスクも考える
  • 決算・適時開示・重要ニュース:急激な価格変動につながる材料がないか確認する

東証の内国株は原則100株単位で売買されます。そのため、例えば株価2,000円の銘柄を通常の100株単位で買う場合、約定代金は20万円です。株価だけでなく「株価×株数」で必要資金を考える必要があります。

また、東証には1日に動くことのできる価格の範囲を定めた制限値幅があります。大きく動いている銘柄ではストップ高・ストップ安となることがあり、希望したタイミングで売買できない可能性もあります。

銘柄を決めても、取引する時間帯や証券会社のコストを理解していなければ、想定した取引にならないことがあります。次ページでは実践前に必ず確認したいポイントを整理します。