評価指標――PER・PBRで見るセコム株
PER25.19倍・PBR2.03倍の見方
PER(株価収益率)は企業の1株あたり純利益に対して株価が何倍まで買われているかを示す指標です。一般的にPERが高いほど「割高」と判断される場合がありますが、安定した利益成長が続く銘柄では高いPERが許容されることもあります。セコムのPERは25.19倍(会社予想ベース)で、東証プライム市場の全体平均(おおよそ15〜20倍程度)と比較するとやや高い水準です。これは警備サービスという景気に左右されにくいビジネスモデルへの安心感と、中長期の成長期待が株価に反映されていると読むことができます。
PBR(株価純資産倍率)は2.03倍です。PBRが1倍を超えているということは、市場が帳簿上の純資産を上回る評価を下していることを意味します。無形の競争優位性(ブランド・インフラ・顧客基盤)が上乗せされていると考えられます。
出典:Yahoo!ファイナンス
来期業績見通しと事業の安定性
2027年3月期:売上高1兆3,135億円・営業利益1,655億円(会社予想)
直近の2025年3月期実績は売上高1兆1,999億円(前期比3.9%増)、営業利益1,442億円(前期比2.6%増)でした。来期(2027年3月期)の会社予想は売上高1兆3,135億円・営業利益1,655億円と、いずれも前期実績を大きく上回る水準が示されています。警備サービス事業の拡大に加え、防災・医療サービス分野での成長が寄与する見込みです。
| 項目 | 2025年3月期(実績) | 2027年3月期(会社予想) |
|---|---|---|
| 売上高 | 1兆1,999億円 | 1兆3,135億円 |
| 営業利益 | 1,442億円 | 1,655億円 |
ディフェンシブ銘柄としての特性
セコムは警備・セキュリティサービスを中核事業とし、国内外の総契約件数は約384万件(2025年9月末現在)に上ります。月額課金型のストックビジネスが主軸であるため、景気変動の影響を受けにくいとされています。国内の警備契約は法人・個人合わせて約276万件を超え、緊急発進拠点は業界最多の約2,500カ所を展開しています。18カ国・地域への海外展開や、損害保険・医療サービスなど周辺事業との相乗効果が収益の安定化に寄与しています。
出典:secom.co.jp
まとめ――セコム株を検討する際のポイント
- 株価:6,588円(2026年5月27日時点)、時価総額は約3兆739億円
- 配当:1株120円・配当利回り1.82%、株主優待として防災商品あり
- 評価指標:PER25.19倍・PBR2.03倍。市場平均よりやや高い水準
- 業績:売上高・営業利益ともに増収増益トレンド。来期もさらなる拡大を見込む
- 特性:月額課金型ストックビジネスで安定収益。ディフェンシブ銘柄として知られる
本記事の情報は2026年5月27日時点のものです。株価は日々変動するため、最新情報は各種金融情報サービスでご確認ください。投資判断はご自身でお願いいたします。
