セコムの事業規模と主なサービス

売上高1兆2,000億円・グループ従業員約7万人

現在のセコムは、単なる警備会社の枠を大きく超えた複合企業グループです。2025年3月期の連結売上高は1兆1,999億円(前期比3.9%増)、グループ従業員数は71,296名に達しています。

出典:セコム株式会社 会社概要

東証プライム市場(証券コード:9735)に上場し、2026年5月時点の時価総額は約3.07兆円です。連結子会社148社・持分法適用会社17社を含む166社のグループを形成しています。

出典:Yahoo!ファイナンス

指標数値(2025年3月期)
連結売上高1兆1,999億円
営業利益1,442億円
グループ従業員数71,296名
連結子会社数148社

国内外の総契約件数は約384万件

警備・セキュリティサービスの規模を示す総契約件数は約384.3万件(2025年9月末現在)です。内訳は国内法人が約112.3万件、国内個人が約164.4万件、海外が約107.6万件です。

出典:セコム株式会社 会社概要

海外展開は台湾・韓国・中国・タイ・英国・米国など18カ国・地域に及び、ホームセキュリティの緊急発進拠点は業界最多の約2,500カ所を誇ります。

警備以外の事業――保険・医療・防災

セコム損害保険・医療システム・能美防災など多彩なグループ

セコムのグループ事業は警備にとどまりません。主要な関連会社・事業を以下にまとめます。

分野主なグループ会社・サービス
損害保険セコム損害保険(火災・自動車・がん保険)
医療・健康セコム医療システム、自由診療保険メディコム
防災能美防災(火災報知・消火設備)
地理情報パスコ(測量・GIS)
IT・認証セコムトラストシステムズ(電子認証・クラウド)

セコム損害保険は、火災保険・自動車保険・がん保険(メディコム)の3本柱を展開するグループの損害保険会社です。自動車保険では事故発生時にセコムの緊急対処員が現場に駆けつける点が特徴的です。

出典:セコム損害保険

能美防災は防火・防災設備の大手メーカーで、ビルや工場の火災報知システムなどを手がけます。パスコは航空測量・地理情報サービスの会社で、セコムグループの情報通信分野を支えています。

まとめ

セコムについてのまとめ

  • 社名の由来:Security Communication の造語。1973年にブランド制定、1983年に社名変更
  • 創業:1962年7月7日、日本初の民間警備保障会社として飯田亮・戸田壽一が設立
  • 歴史の節目:1964年東京五輪・1966年日本初オンライン安全システム・1975年世界初コンピュータセキュリティシステム
  • 現在の規模:連結売上高約1.2兆円、グループ従業員約7万人、総契約件数約384万件
  • 多角事業:警備にとどまらず保険・医療・防災・地理情報など幅広い分野でグループ展開

セコムは創業60年以上を経た今も、「安全・安心」を軸に多角的な事業展開を続けています。「警備会社」というイメージを超えた総合セキュリティ企業の全体像が、少し見えてきたのではないでしょうか。