自己負担3割なら5,000円以内
保険が適用される
精神科の一般的な診療は、保険が適用されます。保険診療の場合は初診で2,500~5,000円、再診なら1,500~2,500円が目安です。血液検査や心電図といった検査を受けると、そのぶん受診料も高くなります。よっぽどの緊急事態でもない限り、初診から高額の検査をされるようなことはありません。
薬代の相場
薬が処方された人は、別途薬代がかかります。精神科で出される薬代の相場は、1,000~2,000円程度くらいと見込んでおきましょう。
初診料が高くなる場合も
精神科の初診料には「通院精神療法」という費用が加算されます。通院精神療法とは、初診時に医師が30分以上時間かけて診察した場合に発生する特別費用のことです。また、もしあなたが20歳未満であれば「思春期加算」も加わります。受診料が心配な人は、受診を希望する精神科に問い合わせてみましょう。
受診料が心配なときは
それでも受診料が心配な人に、不安を解決する2つのヒントを紹介します。
受診する前に伝えておこう
受診料が心配な人は予約の電話のとき、または診察当日の受付でその旨を伝えましょう。緊急性のない検査は次回にするなど、可能な範囲内で対応してくれるはずです。また、他の病院で受けた検査結果などがあれば、精神科を受診する際に持っていきましょう。本来必要な検査が不要になれば、受診料の節約になります。
受診料が安くなる制度を利用しよう
「自立支援医療」制度とは、精神科や心療内科の受診料が安くなる制度。継続的に通院が必要と判断された人が対象で、通院費や薬代が3割→1割負担になります。助成を受けられる精神疾患は、うつ病、躁うつ病、統合失調症、不安障害など。利用するためには事前の申請が必要となりますので、希望する人は各市町村の担当窓口に確認しましょう。