精神科とは
精神科の特徴
心の病気や症状を専門に治療するのが精神科で、一般的に外来と入院病棟があります。症状が重い、自宅から離れて治療したほうがいいと外来で判断された人は、入院して治療が受けられます。
こんな症状を感じたら精神科へ
うつ病や双極性障害(躁うつ病)とみられる症状がある人は、精神科を受診しましょう。軽度であれば食欲がない、眠れないなど。重度の症状は幻覚や幻聴、被害妄想などです。カッターなどで自分を傷つける自傷行為が続いている場合も、早めの受診をおすすめします。
心療内科とは
心療内科の特徴
ストレスや不安といった心の状態と、それが原因で表れる体の不調について相談できるのが心療内科です。「不調を感じるのに内科では原因が分からなかった」といった場合、原因は心にあるかもしれません。内科を受診した経緯も添えて、心療内科の診察を受けましょう。
こんな症状を感じたら心療内科へ
心療内科で相談できる症状は吐き気や頭痛、胃痛、動悸、下痢や腹痛、めまいや耳鳴り、不眠など。ただ、これはほんの一例にすぎません。「寝ても疲れがとれない」「周囲の音やニオイが気になる」といった些細な症状も、長く続くと辛いものです。我慢しないで、一度心療内科に相談してみましょう。
メンタルクリニックとは
メンタルクリニックの特徴
メンタルクリニックと精神科の治療できる症状は同じです。異なる点は、入院用ベッドがあるかどうか。精神科は一般的に入院施設が併設されていますが、クリニックは通院治療が基本です。施設に広い敷地を必要としないので、そのぶんクリニックはたくさんあります。家や職場から通いやすいクリニックが選びやすいのもメリットですね。
こんな症状を感じたらメンタルクリニックへ
うつ病らしき症状を感じながら精神科に行くべきか悩んでいる人は、まずメンタルクリニックを受診してみましょう。夕方以降も診察してくれるクリニックなら、仕事帰りにも寄りやすいはずです。通院治療も視野に入れて、あなたが通いやすいクリニックを探してみましょう。