IT導入補助金とは

IT導入補助金とは、企業が業務効率化や業務の自動化、働き方改革などのためにITツールを導入する際、導入費用を支援してもらえる補助金のことです。たとえば経営状況が可視化できるツールを導入や、顧客へのメール送信を自動で行ってくれるITサービスなどがそれにあたります。ITツールの導入費用の支援だけではなく、ITコーディネーターや商工会などにITツールに関する相談ができるため、ITツールを導入したいけれどどのツールを導入すべきかわからない企業にも利用できる補助金です。

IT導入補助金の申請方法

IT導入補助金は、企業とIT導入支援者が共同で交付申請を行う必要があります。企業の場合、以下の流れで申請を行いましょう。

1.IT導入補助金について理解する
2.ITツールを選択する
3.IT導入支援者とともに交付申請を行う
4.補助事業を実施した実績を報告する
5.補助金が交付される

なお、交付申請は電子申請システムからのみ行えます。GビズIDプライムアカウントを取得したのち、情報セキュリティ対策に取り組む宣言である「SECURITY ACTION」を行いましょう。

IT導入補助金の受給条件

事業再構築補助金を申請するための必須条件は以下の2つです。

1.資本金・従業員が指定以下である（金額・人数は業種により異なる）
2.ソフトウェア購入費、クラウド利用料、導入関連費のいずれかのみ

指定の従業員数は多くても最大900人のため、IT導入補助金は中堅企業・中小企業・個人事業主向けであることがわかります。

IT導入補助金の補助額

＜通常枠＞A型類：30万円〜150万円
　　　　　B型類：150万円〜450万円
＜セキュリティ対策推進枠＞5万円〜100万円
＜デジタル化基盤導入枠＞5万円〜50万円

セキュリティ対策推進枠は、「サイバーセキュリティお助け隊サービスリスト」に掲載されているソフトウェアのいずれかを申し込むことで申請できます。

デジタル化基盤導入枠を申請すると、PCやタブレットなどハードウェアも補助対象になります。ただし、ソフトウェアに関しては以下の4つに特化されます。

・会計ソフト
・受発注ソフト
・決済ソフト
・ECソフト