猫が餌を食べない理由と対処法
猫のこだわりが強い
猫のこだわりが強い場合、たとえお腹が空いていても食べてくれないことがあります。食感や香り、粒の大きさなど、猫の好みもそれぞれです。なかには飽きっぽい猫もいるため「気に入ってくれたと思いきや食べなくなった」なんてことも。
一般的に猫は、離乳期に食べた味を好む傾向にあるとされています。ミルクや子猫用キャットフードから成猫用キャットフードに切り替わるタイミングは、はじめから1つに絞らずに、いろんな味に触れさせるようにしましょう。
環境変化によるストレス
新しいペットが増えたり、引っ越しをしたり、環境変化によるストレスで餌を食べなくなる猫もいます。とくに引っ越し後は、猫が新しい家に慣れるまで時間も必要です。猫が少しでも安心できるように、毛布や爪とぎ、隠れられるようなキャットタワーを用意しましょう。今まで使ったものなら、猫自身のニオイもついているので安心です。
また、猫が安心して食事できる環境も用意してあげましょう。餌を与える場所が猫のトイレから近い、騒がしくて落ち着かない場合、音やニオイが気になって餌を残す猫もいます。猫が餌を落ち着いて食べられるように、なるべく静かな場所を用意してあげたいですね。
加齢による食欲減退
猫は11歳以上になると「高齢猫(シニア猫)」と呼ばれます。人間の年齢に換算すると、猫の11歳は約60歳です。子猫や成猫みたいには動き回れないため、運動量も低下。寝ている時間も長くなり、徐々に食欲も低下します。
それでも健康に長生きしてもらうために、毎日の食事は大切です。1回にたくさんは食べられないので、できる限り小分けにして与えましょう。嗅覚も衰えてキャットフードのニオイも感じにくくなるので、嗜好性の高い香りも楽しめるようなキャットフードがおすすめです。