国民年金保険料を節約する方法を紹介

この記事では、国民年金保険料を節約する方法を紹介します。 国民年金は20歳以上の全員が加入するもので、毎月支払う国民年金保険料も家計の負担だと感じている方もいるのではないでしょうか。少しでも国民年金保険料の負担を減らしたいと考えている方は、 この記事を参考にしてみてください。

国民年金保険料の前納制度を利用

国民年金保険料は、一定期間の保険料をまとめて前払いすることが可能です。この制度を前納制度といい、まとめて前払いをすることで割引が適用されます。2025年4月時点の調査では、毎月の納付額は令和7年度は17,510円です。まずは、納付書クレジットカード払いで前納した場合の割引額は以下のとおりです。

  • 2年前納→15,670円
  • 1年前納→3,730円
  • 6ヶ月前納→850円

次に口座振替で前納した場合の割引額を紹介します。

  • 2年前納→17,010円
  • 1年前納→4,400円
  • 6ヶ月前納→1,190円

上記のように、毎月納付するよりも、確実に保険料の節約ができます。まとまった金額を納付に使える人や、保険料を節約したいという人はぜひ前納をしてみてください。

社会保険料控除を利用する

あなたが毎月納めている国民年金保険料は、その全額が社会保険料控除の対象となります。 社会保険料控除とは、自分自身の社会保険料を納めたときや、配偶者やその他の親族の負担する社会保険料を納めたときに受けられる所得控除です。年末調整や確定申告で、社会保険料控除を受けることで課税所得が減少し、結果として支払うべき税金の負担が減ります。

社会保険料控除を受けるためには、社会保険料(国民年金保険料)控除証明書が必要となります。 社会保険料控除証明書は、日本年金機構から毎年送付される国民年金保険料の納付額を証明する書類です。確定申告や年末調整で必要になりますので、なくさないようにしてください。書類が送られてくるタイミングは以下の通りです。

  • 1月1日から9月30日までに納付をした方→10月下旬から11月上旬にかけて発送
  • 10月1日から12月31日までに納付をした方→翌年2月上旬に発送

ねんきんネットで事前に電子送付希望を行った方には、書類ではなく電子データで届きますので、必ずチェックしてください。社会保険料控除は、直接支払う国民年金保険料が減額されるというものではありません。ですが、他の税金の支払い負担が減ることで、確実に節約につながる方法といえます。