それぞれの運用機関の違いは何か?
個人型確定拠出年金も銀行や証券会社、様々な金融機関が提供しています。ではそれぞれの会社で何が違うのでしょうか?それは主に「商品」「サービスの質」「コスト」の3つでしょう。
1.商品の違い
まず「商品」ですが、これは運用機関によって「預金」「国内株式」「海外株式」「国内債券」「海外債券」「REIT」「先物取引」など、様々な商品があります。運用益を左右する重要な部分なので、自分の思う運用を実現できる金融機関を選択するようにしましょう。
2.サービスの質
次に「サービスの質」という部分ですが、個人型確定拠出年金は60歳までの引き出しができません。つまり、その金融機関とは長い付き合いになります。そうなった時にその会社のサービスが使いやすいか、対応は良いかといった部分に関してもしっかりと考えておいた方が先々で困ることは少ないでしょう。
3.コスト
最後に「コスト」という部分ですが、これが最も重要かもしれません。開設すると管理手数料が発生しますが、特に定期預金中心で運用する場合は、利率自体は非常に低いため「金利<手数料」という状況になったら意味がありません。また管理手数料以外にも類似商品でも信託報酬は各金融機関によって異なります。自分が重視する運用方法が安いところを選ぶようにすると良いかもしれません。
長い付き合いが前提であるため、ちょっとした費用などでも後々に大きな差を生むことになります。コストや柔軟な対応など、総合的に見て優れている会社を選択していくことが豊かな老後に繋がっていくと言えるかもしれません。